Cycle-90°“ 風の舞 ” |
人々の生活や街の様々な匂いを運んで吹く風が、台湾戯曲中心の「一卓二椅」の舞台空間を吹き抜ける時、彫刻は風を受けて動き、舞者となって風の舞を演じます。自然の中の風は見えないけれど、彫刻を媒体に動きを可視化することによって、優しい風、冷たい風、激しい風、その時々の街の感情を表現します。 単純化された幾何学造形は、最も自然な風の形態を表現し、それは演劇、音楽、舞踏などの芸術が古来より追求してきた動態の唯美感でもあるのです。 正方形を四つに分割した翼の形態と金属の質感は、「一卓二椅」の建築概念と調和した抽象性と象徴性があり、建築空間を吹き抜ける不規則で即興性のある風と光と水を装置として「風の舞」を総合演出します。 訪れる人々が、開演前の胸の高まり、閉幕後の余韻を楽しむ風と光と水の空間として、いつでも台湾戯曲中心と共にある地標的モニュメントとなることを望んでいます。 |